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8.マーケティング戦略の立案スキルを習得するために④

外部環境(マクロ環境、ミクロ環境)と内部環境(自社の強み・弱み)の情報・データが見えてきたら、基本戦略の方向付けをします。その際に活用できる定石手法がSWOT分析手法です。この分析手法は比較的短時間で実施出来て、かつ効果が上がる手法と言われています。

 

(6)SWOT分析

SはStrength の「強み」、WはWeakness の「弱み」、
OはOpportunity の「機会」、TはThreat の「脅威」というそれぞれの頭文字です。
これを体系化したのが、SWOT分析です。

 

●「機会と脅威」

先ず外部環境である法規制・市場・顧客・競合などを対象に、自社にとっての機会と脅威を把握します。
機会とはチャンスです。自社にとってチャンスとなる環境変化をいち早く掴みたいものです。他社が既に成功したことを後から模倣するのでは、創業者利益(一番乗りをした企業が占有する利益)は望めません。
脅威とは、自社にとって注意しなければならない環境変化です。競合他社の動向や、環境問題のような社会的制約なども含まれます。

 

●「強みと弱み」

強みは自社の中核能力とも言える経営資源です。ただ漠然と理解しているだけでは強化すべき視点が欠落し、いつの間にか知らない内に強みでなくなることがあります。強みはキチンと把握し、維持・強化し続けることが大事です。
一方、弱みとは他社に比べて劣っている経営資源のことです。事業の成長を阻害している弱みは克服すべきですが、全てを完璧に克服する必要はありません。経営資源には限りがありますから強みを更に強くするのか、弱みを無くすのか戦略にメリハリを効かせることが重要となります。

 

●SWOT分析の活用

「強み」を活かせ、「弱み」を克服せよ!
⇒これらの組み合わせによって「弱み」を「強み」に転化させるには何をどうすれば良いか熟慮することで、戦略課題が明確になります。

「機会」を逃すな!
⇒同じ強みを活かすのにも自社にとってチャンス(追い風)の時の方が活かし易いものです。
また、「弱み」もこの時には他の時よりも克服し易くなります。

「脅威」に注意しろ!
⇒自社にとって「向かい風」は自社だけか業界全体に向けてかのいずれかを把握することが重要です。また他社にとっては向かい風であっても自社の「強み」で差をつけることが出来るならこれもチャンスと捉えることができます。
一方、脅威に自社の「弱み」が加わることで最悪の事態を招かないための打つ手を考えるという活用もあります。

 

「機会と脅威」「強みと弱み」を分析するだけで戦略の立案はできません。次のステップとしてマトリックスSWOT分析が有効です。下記のフォーマットに基づいて、一つひとつ丁寧にABCDを導き出してください。その上で、最終的に取り組むべき戦略を明らかにするのです。このプロセスを経ないと、分析はしたけれども立案した戦略はこれまでの延長線で目新しいものが何もないという結果になってしまいます。

 

《マトリックスSWOT分析を用いて戦略課題を明確にする》


 

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