３．リーダーシップのスタイル　『ダニエル・ゴールマン　6つのリーダーシップ』

EQ（心の知能指数）の提唱者ダニエル・ゴールマンは、6種類のリーダーシップを提唱しています。

①ビジョン型リーダーシップ

企業が目指すビジョンを示し、進むべき方向性を明確にしてメンバーを導いていく最も前向きなリーダーシップスタイルです。

②コーチ型リーダーシップ

リーダーとメンバーが1対1の関係を重要視し、リーダーがコーチ的役割を担うことでメンバー個々の目標をサポートしていくリーダーシップスタイルです。

③関係重視型リーダーシップ

メンバーの感情とメンバー間の関係性を重視するなど、信頼関係を築くことで目標達成をしやすくするリーダーシップスタイルです。

④民主型リーダーシップ

リーダーが各メンバーの意見や提案を広く受け入れ、組織内の活動に反映させていくリーダーシップスタイルです。

⑤ペースセッター型リーダーシップ

難易度の高い目標を目指す場合、リーダーがペースメーカーとして具体的なお手本を見せ、メンバーにどう動けばいいのかの成功イメージを与えるリーダーシップスタイルです。

⑥指示命令型リーダーシップ

権力や圧力といった強い強制力によって目標達成を目指すリーダーシップスタイルです。災害など危機的状況から緊急に脱したい場合に向いています。

ダニエル・コールマンは、リーダーは自分でも意識しないまま6種類のリーダーシップスタイルから1種類ないし数種類を採用し、使い分けているとしています。