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【インストラクショナルデザイン】

英語で「指示」「教示」「命令」を意味するInstructionをデザインする、という考え方。
教育の場において効果的なインストラクションを設計する技法のことで、教育工学の一分野である。

もともとは第二次世界大戦時の米軍の研究に端を発している。
当時の米軍は大量の兵士を短期間で養成する必要があり、その中には「銃器の扱い」「兵器の操縦技術」といった複雑で専門性の高いテーマが含まれていたため「兵士をどう短期間で養成するか?」
に関する研究は緊急かつ重要な課題だったという。

戦時中のインストラクショナルデザインの研究はその成果を認められて企業活動や学校、スポーツ教育への転用が図られるようになった。
その後も心理学(特に認知心理学)や情報処理アプローチ等、時代の変化と技術進歩の影響、また思想背景の変化の影響を受けながら現在も発展を続け、注目されている分野である。
今後はEラーニングやデジタルツールへの転用、ゲーム体験との併用による発展が期待されている。

インストラクショナルデザインは「デザイン」についての考え方であるため、デザインの進め方のセオリーや基本となる考え方はある程度これまでの研究を経て確立したものがある。
デザインの進め方は「ラピッドプロトタイピングモデル(=とりあえず急いでプロトタイプを作り、その改善に時間をかけて良いものにしていく考え方)」と
「ADDIEモデル(Analyze:分析、Design:設計、Development:開発、Implementation:実施、Evaluation:評価(改善))」の二種類が代表的である。
また「デザイン思考」とは「ユーザー中心の原則」「対話を重要視したプロセスの実現」「プロトタイプ→テスト→改善を繰り返す」「多様な解決とゴールを可能とする(=問題解決は一つではなくていい)」
といった部分の原理原則は共通する部分が多い。

アメリカでは古い歴史を持っていることもあって「インストラクショナルデザイナー」と呼ばれる地位が確立されていて、資格認定制度も存在している。
日本ではアメリカと比較すると養成機関が少なく、またインストラクショナルデザインという言葉に対する認知はまだ薄い。
現在、熊本大学や青山学院大学がこの分野の研究に力を入れている。

 

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