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【野中郁次郎(人名)】

日本の経営学者で「知識経営」の生みの親。
「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」経営モデルとしてナレッジマネジメントやSECIモデルという概念を世界的に広めた。
日本軍を研究した書籍『失敗の本質(戸部良一氏、寺本義也氏、鎌田伸一氏、杉之尾孝生氏、村井友秀氏との共著)』や『知識創造企業(竹内弘高氏と共著)』といった著書が有名。

『知識創造企業』では西洋文化の伝統は形式知であり、東洋文化の伝統は暗黙知にある、と説いた。
そのうえで「日本企業の強みは暗黙知と形式知がダイナミックに連動する経営にある」「それを実現するための機会が合宿や飲み会といった場で、暗黙知が共有されたり、または形式知化されるきっかけになっている」とした。
この暗黙知と形式知の連動をSECIモデル(セキモデルと読む)として理論化している。

SECIモデルとは

①共同化(Socialization)
②表出化(Externalization)
③連結化(Combination)
④内面化(Internalization)

の頭文字を取ったもので、上記の4つのプロセスを経て変化、深化、進化していくとしている。

従来の欧米企業に多く見られた、ファヨール由来の「戦略、戦術の詳細を決めてから組織を決める」やり方には否定的な立場で、「戦略の重要性を理解している適切な人を集めて方針を決めれば詳細はチームが決めていく」と考えた。

この考え方には従来の欧米企業が「企業組織とは上位の意思決定者と情報に対して受動的な下位メンバーの集団である」と考えていたことに対し、「企業組織は上も下も一緒になって知識を積極的に創発していく集団である(べきだ)」という野中氏の組織観が根本にあったと思われる。

野中郁次郎氏の打ち出したコンセプトは「学習する組織」とも一致する部分が多く、人的リソースベースの経営論を考える際の最重要論客の一人といえる。
彼の言論は数多くの論文に引用されており、アメリカや中国でも有名な数少ない日本人経営学者である。

近年よく見かける「データマイニング」「データウェアハウス」「可視化」等のキーワードの中には野中郁次郎氏のコンセプトの影響を受けているものが多く、今後も「タレントマネジメント」等、融合したり姿形を変えたりしつつ継承/進化されていくことが期待されている。

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