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【デマンド・ジェネレーション/リード・ジェネレーション】

デマンド(Demand)は「要求」、リード(Lead)は「きっかけ」や「潜在顧客」、ジェネレーション(Generation)は「創出/生成」を意味する単語なので、営業またはマーケティングの際に「(主に新規の)案件創出」を意味する言葉である。
最近はアカウント・ベースド・マーケティングとの比較で語られることも多い。

デマンド・ジェネレーションのプロセスについては企業によってプロセスや活動内容の解釈、位置づけが異なる。
マーケティング部も含めてデマンド・ジェネレーションを捉えた場合には「展示会、商品説明会への集客と実施」や「HPへの問い合わせ」「パブリシティイベント」を通じて得た名刺や案件を営業に引き継ぐ、というイメージが強い。
営業が単独活動の商談を主軸に顧客開拓を行う前に、マスマーケティングや何らかのイベントで認知を高めるプロセスを入れることを重要視する企業は、こうした活動が中心になると思われる。
営業活動の中でデマンド・ジェネレーションを捉えた場合は、リストに対するテレアポから案件を発掘して案件を育成する考え方、とするとイメージがわきやすい。
旧来の営業はこちらの活動のイメージが強いと思われる。

デマンド・ジェネレーションやアカウント・ベースド・マーケティングという言葉や概念が出てきた意義は、下記のようなものであると考えられる。

①これまでプロセスや役割分担に曖昧さがあった営業活動/マーケティング活動を整理できるようになった
②デマンド・ジェネレーションにしてもリード・ジェネレーションにしても、これまで個人技頼みだった営業活動を部門を跨いだ組織間の連携の中で整理して位置づけることができるようになった
③①と②の結果、営業の仕事をより標準化できたり、マーケティング部と精度の高い連携が取れたりするようになった

ドラッカーの残した発言の中で有名なものに「マーケティングの理想は、販売(セールス)を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである」というものがある。
「個人の技量をあてにした販売活動重視」の営業文化を持つ企業は少なくないが、その一方で営業職は昔から離職率が高い上に今は採用難の問題も抱えている。
そうした状況を踏まえると、今後、デマンド・ジェネレーションやリード・ジェネレーションといった言葉は営業職の戦力確保や標準化、部門間連携においてより重要なキーワードになってくるものと思われる。

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