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【ビジュアルシンキング】

ビジュアル・シンキングとは、考えや討議内容を可視化する際に絵や図を多用し、より直観的/感覚的な理解や情報整理、分析、伝達や記録を行うコミュニケーション技法、アイデア技法、または問題解決手法のこと。
ビジュアル・シンキング推進派は「絵による考察は左脳だけでなく右脳の活性化にもつながるため有効である」と説明している。

コンパックのパソコンを思い付いた技術者、サウスウェスト航空の創業者、アマゾンのジェフ・ベゾスが食事中に思いついたアイデアをナプキンの裏に書いたことがある種こうした手法の「伝説的な起源譚」として位置づけられて有名になり、ビジネススキルとして研究されるようになった。
※こうしたエピソードは典型的なセレンディピティのエピソードでもある。
※ちなみに、ジェフ・ベゾスが書いた図は厳密に説明すると絵ではなくて、システム思考でよく扱われる「ループ図」である。
図解化も含めて考えると、会議や研修の場面では広く一般的に活用されているスキルと位置付けられる。
ビジュアル・シンキングの手法の中でも絵や図にして説明する、情報を整理し保存する「グラフィック・レコーディング」については多くの書籍が出回っていて、流行のビジネススキルとなっているようだ。

このジャンルの書籍としては、アメリカのコンサルティング会社の社長ダン=ローム氏が書いた「The Back of the Napkin(邦訳タイトル:描いて売り込め!超ビジュアルシンキング)」や「Show and Tell(邦訳タイトル:スゴい!プレゼン 描いて、見せて、伝える)」といった著書が有名である。
そこにストーリーテリングやTEDスピーチなどのプレゼンテーションイベントが注目される流れもあって現在、プレゼンスライドはシンプルに、図や画像を多用して表現するやり方が非常に人気が出ているようだ。

ビジュアル・シンキングは言葉として注目されたのが最近の手法である。
とはいえ、絵に書いて説明すること自体はラスコーの壁画の頃から行われていて人類にとってはなじみ深いものと言える。
今後は活用のポイントや体系的な整理を通して、人材育成や会議場面でのより有効な活用方法やスキルとしての成熟が期待されている。

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