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【六次の隔たり】

人と人は知り合いの知り合いを介して6ステップ以内で繋がっていて、その結果相当な大多数の人々と間接的な知り合いである、とする仮説のこと。
仮にAさんの知り合いが44人の知り合いを持っているとする。Aさんの知り合いである1さんは、さらにAさんの知り合いと重複しない44人の知り合いがいるとする…というように考えていくと44人の6乗の数字が世界人口約70億の数字を突破することになる。
「知り合いの知り合いをたどると皆知り合いで世界は広いようで狭い」というスモールワールド現象の一例として言及されることが多い。

元々はイエール大学心理学教授スタンレー・ミルグラムが行った「スモールワールド実験」にさかのぼる。
その実験の内容は下記のようなものだったとされている。

ネブラスカ州の住人160人を無作為に選び、下記のような意味の文面の手紙を送付した。
「同封した写真の人物はボストン在住の人です。この人をご存知でしたらその人の元へこの手紙をお送り下さい。この人を知らない場合は貴方の住所氏名を書き加えた上で、貴方の友人の中でこの人を知っていそうな人にこの手紙を送って下さい」
その結果42通が実際に届き、42通が届くまでに経た人数の平均は5.83人であった。
ちなみに160人中42通=26.25%という数字や、世界中ではなくアメリカ国内に限っている点は言及されず、6という数字や「世界中」といった誤解と共に説明されることが多い。

スモールワールド実験は、突っ込みどころはあるにしても知的好奇心をくすぐり、かつ試してみたくなる内容であるため、日本でもテレビ番組などで再現実験が行われていて、そこではそれなりに6次に近い結果が出ている。
そのため、それなりに信頼性のあるものとして扱われることが多い。
現在多くのSNSのネットワークはこの仮説を基にしてサービスを設計していて、例えばGree社の社名は「Six Degrees of Separations(六次の隔たり)」から付けられているという。

営業活動(特にB to C)では「プライベートの知人関係を活用すればその中から優良顧客を開拓できるはずだ」という発想で紹介されることも多い。
それなりの説得力があるように聞こえるが、日本企業では「ビジネスとプライベートには一定の線を引きたい」「よく知りもしない知人からのビジネスの話は身構えるのが当然」という考え方も根強いため、この考え方を無条件で営業活動に適用するには注意が必要である。

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