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【階層別教育】

「その仕事を行うためにする教育」である職能教育に対し、階層別教育は「その職位、等級にふさわしい仕事をするために必要な教育」のことである。
年功序列賃金を含め、日本に限らず多くの企業は軍隊型組織の階層構造を参考に階層構造を作っているため、軍隊の肩書と日本企業の肩書を併記すると理解しやすい。

陸軍 第28方面軍 獣医部長 友永郁仁 大佐

株式会社大日本システム 首都圏支社 首都圏営業統括部 牛田敦子 部長

※上記組織名称、個人名はフィクションです。実在の組織名称、個人名とは関係ありません。

つまり職能教育は「陸軍+獣医」「システム会社+営業」のために必要な教育のことで、階層別は「大佐」「部長」のために必要な教育を指す。「大佐」「部長」にとって必要な役割遂行力を身につけてもらうための教育である。

ちなみにファミリートレーニングという、職場ぐるみ、組織ぐるみで組織の課題解決のために教育を行うことも多々ある。
その場合は「陸軍第5方面軍獣医部」のために「寒冷地での馬の衛生管理問題について専門家を呼んで話を聞いて対策を話し合う」「首都圏営業統括として管理職の方針検討を行うためのスキルトレーニング」等、「まさにその組織、その仕事を行うメンバーを集めて課題または強化のための施策としての教育」を意味する。

企業の階層別教育の実施状況については、HR総研人事白書2015の結果によると(階層別研修の実施状況のアンケートがすぐに見つけられませんでしたのでやや古いデータとなります)、アンケートに回答した企業のうち83%の企業が実施していると回答している。
尚、企業規模によりバラつきがあり、大企業では98%、中堅企業では93%、中小企業では66%という結果が出ている。
階層教育を実施している企業の中で「どういう研修を行っているか」のランキングについては、新入社員研修が91%、新入社員フォロー研修が68%、内定者フォロー研修が58%、管理職研修が56%となっていて、内定~新入社員時期への教育に集中している傾向がみられる。
これは階層別教育がある意味で「立場が変わり、待遇とともに行動や期待値が変わる節目に行うもの」であり、ある種の通過儀礼的意味合い(=立場が変わる認識を持つためのきっかけ)を強く持っているともいえる。

日本企業の階層別教育は「階層構造そのものの変化」「企業で働く人のキャリア観の変化」に大きな影響を受けることが避けられない。
今後の日本企業の階層別教育の課題としては、「終身雇用&年功序列を前提としない階層構造の構築と教育方針の策定」「新入社員、管理職以外の階層への教育の拡充」「中途社員教育の確立」といったものが挙げられる。

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