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【ジョハリの窓(心理学用語)】

ジョハリの窓は、1955年に心理学者のジョセフ・ルフトとハリー・インカムが提唱したコミュニケーション心理学のフレームワークの一つである。
自己分析と他己分析を行い、どのように重複しているのかを分析するのがジョハリの窓のポイントである。
ジョセフとハリーは下記のような図を使ってコミュニケーションの自己開示について説明をした。

開放の窓=自己開示ができていて他者からの理解も自己開示しているものに近い部分。自己認識と他己認識が一致している部分
・ここが広い人はオープンなコミュニケーションができる、空気が読める、率直なコミュニケーションが取れると言われる

隠された窓=自分で自分を理解しているが自己開示をあまりしていないので他者から理解されていない部分
・ここが広い人は自分だけの秘密を持っている、控えめ、自分の殻に閉じこもると言われる

盲目の窓=自己開示と周囲の人から言われていることが合っていない部分、他者からのフィードバックを受け入れていない、気づいていない部分
・ここが広い人は陰口を言われている、TPOや空気が読めない、独特な人だと取られる

未知の窓=自分も周囲も知らない部分
・ここが広い人は秘められた可能性や秘められた性格といった、まだ発掘されていない可能性をたくさん持っている

一般的に周囲から知られていない部分が減っていけば、それは自己開示が進みまた他者からのフィードバックを受けているということになるので、コミュニケーション上は望ましいとされている。
近年、自己開示が進んで他人からあまり勘違いされないでコミュニケーションが取れる人はストレスを感じにくいという心理学実験の結果も出ているため、この指摘は説得力があると思われる。
とはいえその一方、近年の行動経済学や心理学の実験の結果、人間は意外と正しい認知が苦手な生き物であることも多数報告されているため、今後はもしかしたら「誤解されないためのコミュニケーションをどうするべきか」がジョハリの窓の重要なキーワードになっていくのかもしれない。

ジョハリの窓自体65年以上の歴史を持つフレームワークである。
メタ認知(認知についての認知、つまり『自分が何を感じているか』の認知または『自分が周囲からどう認知されているか』の認知)という言葉が浸透し始めたのは1976年のジョン・H・フラベルの論文がきっかけと言われているが、その先行研究としても価値があるといえるだろう。
ジョハリの窓は企業研修だけでなく、小中学校のソーシャルスキルトレーニングの中でも重要なフレームワークとして取り上げられることが多く、これからも広く活用されていくことが予想される。

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